カブスカウトに所属する内向的な少年サムは、他の少年達からいじめられ、副長のピーターにも嫌われていた。オオカミ少年カイの伝説がある森でキャンプするスカウト一行だったが、サムは森の中で奇妙な仮面をつけた少年と出会う…というストーリー。
ゲオ先行レンタルのベルギー産のホラー映画です。内容的には田舎で殺人鬼に襲われるタイプですね。
グロシーンは殆どないですが、ワナオトコバリの森の中に張り巡らされた自作トラップはなかなか面白かったです。蜂の巣トラップのピタゴラ感は好きだな。
殺人鬼は見た目は普通のおっさんという感じですが、やけに強くてタフです。最後まで正体は謎のままですが、巡査が話していた失業したバス会社の従業員かな？仮面の少年カイと関係性やカイの正体も謎のままでしたね。
カブスカウトということで登場人物の大半が少年ですが、少年たちをテント事○○するシーンは容赦なさにびっくりしました。ここで助かった子供二人もその後ほったらかしのままですな。
この事態の中で徐々に目覚めていくサムの狂気と後味悪いラストもホラーとしては合格点ではないでしょうか。
副長の犬を文字通り袋叩きにするシーンは嫌だったなぁ。
中々の秀作ホラーだと思います。ホラー映画ファンなら一見してもいいのではないでしょうか。
