クリストフォルー

トランボ ハリウッドに最も嫌われた男のクリストフォルーのレビュー・感想・評価

4.1
ダルトン・トランボについては、「ジョニーは戦場にいった」の監督・脚本家として、また、「ローマの休日」や「パピヨン」のシナリオを書いた人物だということも知っていたが、最初に、映画館で本作を観た時に思い出したのは「タッカー」だった。
降りかかる不条理に家族のチカラで立ち向かう、いかにもアメリカ人が好きそうな映画に思えたが、それでも反発はあったのだから、映画というのは難しい。
今見なおすと、赤狩り時代のアメリカの迷走は、911以降のテロとの闘いがもたらした迷走に、重なって見えてくる。
トランボ自身の迷走が行き着いた先だろう、あの「パピヨン」を年末に観ようかな。
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