SAKI

ファブリックの女王のSAKIのレビュー・感想・評価

ファブリックの女王(2015年製作の映画)
3.0
日本でも大人気のブランドmarimekko。 そのデザインを模したリュックを背負っている大学生がたくさんいることから考えても、この映画が気になっていた人は多そうである。

しかし、多くの人が言っているように、「創設者アルミ・ラティアの光と影」を描くだけではなく、彼女を演じる女優のドキュメンタリーのような側面を持つ。

そして、その女優がアルミ・ラティアを演じる上で考えていることなどを発言するシーンから、アルミ・ラティアがどのような人物であったかを伝えようとしている気がした。

実際私も「思っていたのと違うぞ!」となったが、舞台に贅沢に使われた美しいファブリックはとても魅力的だと感じたし、「これは演じられているものである」と意識することで、アルミ・ラティアと我々の間にほどよい距離が生まれ、どのような人物であるかを冷静に考えることができた。

フィンランド語をこんなに聞く機会もあまりないので、観てよかったと思う。
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