サーフ

アンジェリカの微笑みのサーフのレビュー・感想・評価

アンジェリカの微笑み(2010年製作の映画)
2.8
この映画のメガホンを取ったマノエル・ド・オリヴェイラ、公開時点で100歳。100歳で映画を1本生み出すってバイタリティ凄いな。

カメラが趣味の青年イザクはある日の深夜、若くして亡くなった女性アンジェリカの写真撮影を依頼される。
写真を撮る為に彼女の住んでいた邸宅を訪れ彼女にカメラを向けた瞬間、亡くなっている筈のアンジェリカがイザクに向かって微笑みかけていた。その瞬間から彼はアンジェリカの虜になっていくのだった…と言うのが大まかなストーリー。

なんとも幻想的な作品。白昼夢の様で気を抜くと本当に眠気に襲われかねないストーリー。
「亡くなった人が自分に微笑みかけ、そこからその人の虜になっていく」というこの映画のテーマ、100歳越えの人がメガホンを取ったという事が結構重要なんじゃないかと思った。
周りの人も沢山鬼籍に入って、この世に未練は無く死後の世界を見据えてこの映画を作ったんじゃないかと思えてしまう。

後、合成技術が2010年の作品とは思えない位チープ。「空耳アワー」のCGレベルでそこは見ながらちょっとひっかかった。
サーフ

サーフ