帰ってきたヒトラーのものネタバレレビュー・内容・結末

どういうわけか現代ドイツに蘇ってしまったヒトラーが、時代のギャップに戸惑いつつも、相変わらずの狂気じみた思想と巧みな弁舌によりコメディアンとして一世を風靡していく様子を描いた作品。ヒトラーの時代錯誤感や人間臭さを愉快に描く一方、パロディやブラックジョークも随所に盛り込まれていて面白い。終盤には、昨今の欧州における難民排斥運動なども映像として取り入れることで、タイトルに二重性を持たせる意図？が感じられた。ただ、全体的なストーリーはややまとまりに欠け、結末にも曖昧さが残った。