タイトルからストーリーを想像していると途中からぶっ飛びます。しかし、このアイデアが映画として成り立つのがイギリスの奥深さ。ざっくりあらすじは伝統的思想に縛られている保守的な宇宙人達がロンドンに観光に来て、70年代当時のパンク文化との交流で心が揺れ動き、個々の思想が融合することによって新たな価値観を生み出す。
見所は主人公の2人がライブでシャウトする映像。ヒッピー文化の象徴であるサイケデリックアートが散りばめられている。カルト的な保守的伝統行事に縛られていた宇宙人の種族がパンクとの交流で自由な発想、思想、新しい価値観を得たのだ！とか思いながら観てました。笑えたのはカルト的な思想である宇宙人達が民主的な方法で決め事をしていたこと。
ハリウッド映画だけでなくこの手の映画は鑑賞後に色々考えるので刺激になります。あとエルファニングファンには観る価値有りの映画。初めての人もとてもチャーミングな彼女が好きになると思います。
