薄

パーティで女の子に話しかけるにはの薄のレビュー・感想・評価

2.0
タイトルから普通の青春恋愛映画かと思ったら、どんどんズレていってカルトムービーっぽくなる映画。ジョン・ヒューズの一連の作品を思い出した。原作は短編小説だが、ネットの情報を見る限り大幅に改変されてる(と言うか付け足されてる)模様。海外の人たちは原作レイプとかで騒がないんだろうか。

個性を尊重するなどと言いながら細かい規則に縛られ、最後には親に喰われてしまう(らしい)という宇宙人は現在の若者の象徴で、それを主人公たちがパンク魂で自由にしていく……というような話で、タイトルの先入観を取っ払ってしまえばメッセージは割とベタかつストレート。それだけにMV風の映像とか宇宙人たちのデザインが古臭くてダサいのがきつい。舞台の年代に合わせてるのかと思ったが、OPの自転車シーンはともかく他の部分は70年代っぽくないので監督のセンスなんだろうなあ。退屈だった。
薄