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ひと夏の関係のにゃんにゃんのレビュー・感想・評価

ひと夏の関係(1978年製作の映画)
3.8
百恵ちゃんのプレイバックパート2と共に、緑の中を走り抜けてく真っ黒なジープ×蓼科のモンローとかいうパワーワードで幕開け。そこから牧師の志麻いづみがひと夏のアルバイトとかいうシュールな設定、新郎・草薙良一な結婚式を執り行い始め、そして脈絡ゼロで唐突に草薙良一を誘惑し始めるというロマンすぎるポルノな展開におののく。でもそこからはいつもどおりよくわからない加藤彰ワールドに入り込んでいく。愛する人との関係に傷ついた志麻いづみと桂たまき、それぞれが自暴自棄になって他の男と肌を重ねて、それをぼんやり見つめ、自分も傷つきつつ成長していく水島美奈子。裸になって「私を抱いて」と迫ればどんな相手でもどんなシチュエーションでも抱いてもらえるってすごい自信とファンタジー。くるくる回る黄色い傘×与作はしびれる。蓼科の緑鮮やかな風景の映像が素晴らしくて、画面からマイナスイオン発してるんじゃないかって勢い。目を引くところは多かったけど、個人的にはあまりハマらなかった作品。
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