ひと夏の関係の作品情報・感想・評価・動画配信

「ひと夏の関係」に投稿された感想・評価

百恵ちゃんのプレイバックパート2と共に、緑の中を走り抜けてく真っ黒なジープ×蓼科のモンローとかいうパワーワードで幕開け。そこから牧師の志麻いづみがひと夏のアルバイトとかいうシュールな設定、新郎・草薙良一な結婚式を執り行い始め、そして脈絡ゼロで唐突に草薙良一を誘惑し始めるというロマンすぎるポルノな展開におののく。でもそこからはいつもどおりよくわからない加藤彰ワールドに入り込んでいく。愛する人との関係に傷ついた志麻いづみと桂たまき、それぞれが自暴自棄になって他の男と肌を重ねて、それをぼんやり見つめ、自分も傷つきつつ成長していく水島美奈子。裸になって「私を抱いて」と迫ればどんな相手でもどんなシチュエーションでも抱いてもらえるってすごい自信とファンタジー。くるくる回る黄色い傘×与作はしびれる。蓼科の緑鮮やかな風景の映像が素晴らしくて、画面からマイナスイオン発してるんじゃないかって勢い。目を引くところは多かったけど、個人的にはあまりハマらなかった作品。
び

びの感想・評価

3.8
加藤彰によるエリック・ロメール「海辺のポーリーヌ」。妊娠発覚してヤケになる桂たまきがとにかく良い。ロマンポルノにはディスコが必需なのだと実感したし、愛人と決別したあとロープウェイで山を降りてるときの黄色い日傘の落下…素晴らしい運動を残してくれて感謝しかない。水島美奈子がかわいい。
男達と女達の出逢い、過去と現在の出来事、そして成長と決別。

ひと夏のひとコマを自然豊かで美しい蓼科高原を背景に、叙情豊かに描くプレイバックPart2系ロマンポルノ。ロケ効果が素晴らしい。
成長するのは女、男はその糧か。
csm

csmの感想・評価

5.0
知ってはいても本当にビックリした、あの与作。しかも長いし盛り上げてくる。
妊娠に気づいた桂たまきがディスコの片隅でダンス→セックスのところ、好きです。
裏切られた男への執念を抱いて蓼科の教会にひと月のアルバイトにやって来た牧師の志麻いづみさん(←すでにこの時点で設定の強引さに頭がクラクラする)、地元の娘・水島美奈子、愛人とその家族の避暑を追いかけてやってくるのは桂たまき。書いておかないとすぐ忘れちゃう!この作品はデジタル処理をしているのかなんなのかわたしにはよくわからないんだけれども、やたらと発色が素晴らしくて、むせ返るような緑の草や木々、納屋を焼く悪魔のような赤い炎なんか、息が止まるような瞬間が何度もあった。本当に加藤彰からは目が離せない!という感じなのだが、桂たまきが愛人と決別する決心のもと蓼科を去るシーン、山道を歩きロープウェイを降りる、手に持った黄色い日傘が風に取られて落ちていく、この場面でなぜかサブちゃんの「与作」がかかる。与作⁉︎あり得ないあり得ない。それ以外は傑作です!
田舎町の教会に赴任してきた修道女(志麻いづみ)が、かつて自分を裏切った画家(志賀圭二郎)の痕跡を辿ろうとする。長野県蓼科(たてしな)高原を舞台にして、地元住人と旅行客のひと夏の出来事を綴っている、日活ロマンポルノ。

訳ありの修道女を中心に据えて、思春期の牧場娘(水島美奈子)と富裕層の家庭を撹乱する情婦(桂たまき)のドラマが同時進行する。とりわけ、水島美奈子の性への探訪が美しく、彼女の肢体が健やかに飛び跳ねるのを見ているだけで、活力を与えられているような錯覚を覚える。

男の裏切り行為によって倫理観を歪められた主人公の奇行にギャグ要素が備わっており、教会で言っていることと裏でやっていることの落差に笑わせられる。また男優陣では、水島美奈子と凸凹コンビを組んでいる、非モテ系の青年(栩野幸知)に感情移入を促される。

モテモテの画家に嫉妬と苛立ちを覚えてしまいがちだが、牧歌的なムードと開放感を大事にしながら演出しているので、人間の性の根源部分をストレートに見ているような気分に浸ることが可能。

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