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ジョン・F・ドノヴァンの死と生のcocomilk8o8のレビュー・感想・評価

3.8
『The Death and Life of John F. Donovan』
ヒューマンドラマ作品。
実話っぽいが完全なフィクション。

人気俳優ジョン・F・ドノヴァンの突然の訃報。その彼と11歳の少年ルパートが5年間100通以上の文通をしていた。手紙にはジョンの俳優としての苦悩や生き方が語られていて。。。

こちらもGYAOサービス終了までの無料配信でレビューが良かったので視聴。
とても心に刺さる作品だった。
ジョンと母親。ルパートと母親。彼らの対比を通して死と生を描いていて、切なく悲しい物語。でも、最後はルパートを通して希望がある。

ナタリー・ポートマンの演技もそうだが、俳優陣が豪華で演技派なので、それもとても惹きつけられた。

グザヴィエ・ドラン監督作品は見たことがなかった。彼自身がゲイであるので、マイノリティ関係の作品が多いようだが、人間心理(特に母と子)を絶妙な演出とストーリーで描いていて他の作品も見たくなった。

この作品ではいろんな作品のオマージュも散りばめられているようで、特にラストは『マイ・プライベート・アイダホ』なのかなと思った。(『マイ・プライベート・アイダホ』はリバーさんもキアヌさんも大好きだったので当時劇場で鑑賞したが、当時の感想はつまらないだった。何を言いたいのか分からず。なので今再度無性に見てみたい)

見終わってから、初めの数分を見返してみると、さらにいろんなことがはっきりと分かる。
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