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ジョン・F・ドノヴァンの死と生のYSのレビュー・感想・評価

3.9
2020/3/13
配給 ファントム・フイルム

アイデンティティの話。

空白の時間を埋めていく映画。
ジョンの本心が何処にあるかは計り知れない。
でも、ルパートの心にはきっとあるはず。

映画としてはとても悲しい物語ですね。
結局彼は救われなかったのか…
真意は謎ですが…

ジョンが母親と兄に見せた最後の笑顔と、
大人になったルパートが、記者に見せた笑顔がシンクロして、そこが救いだった。

ルパートの中でジョンは確かに存在する。
だからこその、タイトル。
生と死じゃなくて、「〜死と生」なのかな。


そして、私遅ればせながら、
ドラン監督作品は初です。
映像美は本当にセンスが良い。
冒頭のワンシーンなんてセンスの塊ですね。

あと、こういうナタリー・ポートマン最高。素敵だった。

この作品がドラン一作目の順じゃないのは重々承知です。他作品もここから観てみます〜





マスコミ試写にて鑑賞
アスミック・エース試写室
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