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ジョン・F・ドノヴァンの死と生のosamiのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

グザヴィエドランが好き!って訳ではないけど気になるなー観ておきたいなって思う存在。
今回も母と子の物語だと私は思った。
母親との喧嘩や確執、愛情の深さ、ところどころ自分に当てはめて見てしまう。
ナタリーポートマンもスーザンサランドンも良かった。
スーザンは話を聞かないし酔ってろくなこと言わないし最悪と思っていたけど、最後の方の二人でカードしながら話すところとバスルームのシーンがとても良かった。
「あなたは私のことを別の惑星から来たというけど、私はここで生まれたしあなたは私から生まれた」みたいな台詞もよかったし、お兄ちゃんがずっとジョンのことを理解してくれているのが助かった(日本語変だけど助かったっていう表現しか浮かばない)と思った。
バスルームで二人で熱唱してるのもザ・兄弟って感じだしそれを微笑ましく見てる母親の図もきっと幼い頃から何度もあったであろう小さな幸せの一場面なんだろうなぁと思うといいなー。

ルパートが自身でも『ロンドンの事件』と呼んでいたけど、ナタリーが迎えに来てくれるとこドラマチック過ぎる感はあるけど(BGMはスタンド・バイ・ミーだし)グッと来た。

子どもを苛むことから守りたいしずっと応援すると母親は思うものなのかな。
ママもそうだったかな?私ももし子どもができたらいずれそう思えるかな?とか自分に置き換えて見れるから極めて私的で普遍的な物語よねいつも。

自殺なのか事故のオーバードーズなのかわからないけど、ナタリーは自殺だと思ったから手紙を隠したのかな?
最後の方のジョンは前向きに見えたし、ダイナーで手紙を書いているときも実家に帰ったときもこれまでより明るく見えた。

最後ルパートを迎えに来た圧倒的美青年が誰なのかすごく気になる。
サンディニュートンも多分同じこと思ってあの最後の微笑みやと思う。
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