原作が原作だけにストーリー展開は勿論良い。
ただ、役者の演技と話の流れにごまかされてしまってるだけで演出面が雑。特に脚本。セリフ回しは不自然なところが多いし、話の導入部分が長すぎる。特に冒頭でネタバレぶっ込んだのは本当にいただけない。
多部未華子が怪我をしたシーン以降、冒頭のシーンが頭にチラつくどころかそれによって今後の展開がすべてわかってしまうので、不要どころか無い方が良い。
「謝罪の王様のスタッフが贈る」と銘打つなら、脚本もクドカンに書かせろよ、といったところ。
伏線回収のカット割りがあまりにもわざとらしかったりしたのも気になった。観客をもっと信用して作って欲しい。
元が韓国映画だった今作のローカライズに試行錯誤している痕跡は見受けられるので原作と俳優に頼りきってるとまでは言わないが、製作陣ももっと丁寧にやってほしかった。