OTSUKI

ノー・エスケープ 自由への国境のOTSUKIのレビュー・感想・評価

3.4
A・キュアロン監督の『ゼロ・グラビティ』に大きな影響を与えたとされる本作は、かたや宇宙瓦礫(デブリ)の恐怖と絶望を描くSFサスペンスであるのに対し、本作では白人襲撃者の追撃から逃れる“移民”がテーマの社会派サバイバルを展開する。ライフル銃と猟犬を使って執拗に迫る襲撃者は、米トランプ政権下の支持者の思想を具現化した印象を抱く。しかし本作は2015年のオバマ政権時代の制作/公開作であるから驚きだ。
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