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ノー・エスケープ 自由への国境のAKのレビュー・感想・評価

3.5
ここ四年だけでも

皆殺しのバラッド
カウンセラー
カルテルランド
ボーダーランド

と、米墨国境地帯が舞台となる作品があった。カルテルの勢力拡大による、麻薬戦争の激化がその背景にはある。

それ以前から米墨越境それ自体をテーマにした映画は多かった。一連のマッカーシー原作ものや、『三度の埋葬』などがそれである。

そんななかで、『ノーエスケープ』はまさにトランプ時代のあらたな米墨国境地帯/越境の映画だといえよう。

トランプ時代を生きている我々に、解説など不要だろ? とばかりの超シンプル構成。移民へのヘイトと自警団。それはもはや前提としてこの映画にある。

手に汗握る追走劇であるが、彼らのその後を考えると、問題は結局何も解決してないのではないか。トランプこそが裏主人公の映画だ。残念な時代になってしまった
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