キミシマユウキ

ノー・エスケープ 自由への国境のキミシマユウキのレビュー・感想・評価

3.4
メキシコとアメリカの国境付近、モイセスは仲間達と不法入国しようとしていた所、謎の男に狙撃されて……

『ゼロ・グラビティ』『トゥモロー・ワールド』の
!!アルフォンソ・キュアロン監督!!
が制作し、息子のホナス・キュアロンが監督したワンシチュエーションスリラー。
劇場で見逃したので鑑賞。


ようこそ、自由の国へ。


さすがアルフォンソパパの息子、
撮影にこだわりを感じるダイヤモンドの原石的な作品。
広大で荒涼とした砂漠の遠くから小さく映す人間達に「お前らちっぽけやでぇ」と教えてるよう。
作品としての中身は砂漠版『ドントブリーズ』といったところで、狩りを楽しむハンターおじさんとその忠実な猟犬が不法入国者たちを襲いまくる!といった単純なプロットだ。
追われる緊張感、ギリギリのスリル、逃げ場のない砂漠…とワンシチュエーションとして楽しめる要素満載!

主演はガエル・ガルシア・ベルナル。
メキシコではそれなりに有名なイケメン俳優。自分は1作しか見たことがなかったので新鮮だった。
そしてジェフリーディーンモーガン。
ドラマ『ウォーキング・デッド』の釘バットおじさん二ーガンで人気を博しいる素敵ミドルがおっそろしいハンターを好演!
ワンちゃんとの連携プレーでメキシコ人達を追い詰めまくってたまらないぞ!

ワンシチュエーションスリラーとしては及第点を超える面白さではあったがそれ以上でもそれ以下でもないかな?
キュアロン息子の今後の成長に期待して少し辛口にしておきましょう!

ワンシチュエーション好き、キュアロン息子の実力を知りたい方、そして二ーガンが釘バットじゃなくてスナイパーで人を殺しまくるのが見たい人にオススメの作品。