チブ夫

ノー・エスケープ 自由への国境のチブ夫のネタバレレビュー・内容・結末

3.4

このレビューはネタバレを含みます

痛烈なアメリカ批判を込めた映画かと思っていたが別にそういう内容ではなく。
行動原理不明なアメリカン・スナイパーが兎狩りついでに偶然見つけた不法入国者をなんとなく殲滅したくなっちゃった話。

デビュー作で犬を愛したガエル君が、アメリカンスナイパーの愛犬に命を狙われ滅茶苦茶追い回されるのがエモい。


冗談はさておき、この映画はメキシコ代表映画としてオスカーに出品された真面目な作品であり、制作背景にはメキシコの並々ならぬ思いを感じずにはいられない。
昨年のアカデミー賞授賞式でプレゼンテーターとして壇上に立ったガエル君が、真剣な眼差しで「国境の壁建設反対」を訴え、拍手を浴びた姿は記憶に新しい。
チブ夫

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