指の小指

メッセージの指の小指のレビュー・感想・評価

メッセージ(2016年製作の映画)
4.0
これは前情報無しに観れて良かった。
「インデペンデンス・デイ」的なSFものを想像してたら大いに裏切られました(良い意味で)。

今作では劇伴が敢えてだとは思うが少なめで、奥行きのある低音が宇宙船の規模感と相まって効果的にずっと響いている。
「DUNE/砂の惑星」でも思ったけど、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督はスケールの大きいオブジェクトの観せ方が本当に上手いと感じた。

この映画最大のポイントは物理学者であるイアンではなく言語学者であるルイーズが我々観客目線にあることなんだと思う。
未知の存在との対話を通じながら直接的な“言語”と劇中で示される“言語”を用い、原題である「Arrival」するラストは大きな感動に包まれた。
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