このレビューはネタバレを含みます
【愛、そして未来へ―――『メッセージ』】
未来を知ってもなお、その悲しい運命を包み込む覚悟があるか…
誰もが一度は妄想し、熟考したであろうことを映画人が本気で問いかけるSFドラマ。
クリストファー・ノーラン作品が好きな人には刺さるのではないだろうか。
いや、ノーランが好きだからこそ、刺さらない場合もありそうな、そんな映画。
家族の悲劇を自ら始める道のりのスタート地点に立たされたとき、人は何を思い、誰を想うのか…
一寸先は闇だ。
その闇はまるで光さえも吸い込むブラックホールのように真っ暗だ。
そこに光を差し込みたいのならその闇に飛び込むしかない。
飛び込んだら最後だとわかっていたとしても…
迷わず飛べよ、飛べばわかるさ…
さぁ、どうする?