映画の年間ランキングは後半公開のほうが印象が強く、有利になりがちであるが、2017年5月に公開されたのにまったく褪せることなく、堂々の2017年ベスト10入り（2017年は総数50本）。
まず第一にプロットが見事。ほぼ無理強いなく、予測してない方向へと話が進み、納得のエンディング。見事過ぎて、感嘆した。
SFや音が見事。バカウケ船、彼らの言語、彼らの出す音、その姿が、設定として見事。
役者が見事。主人公の二人がとても無理のない演技でよかった。
以下、余談。
監督ドゥニ・ヴィルヌーヴ。
なぜか好きな映画の監督なのに、頭に名前が入らない。
『灼熱の魂』で出会い、『プリズナーズ』でまた再会。次にたまたま観た『複製された男』でやっと、これらが同じ監督だと気づく。
またすっかり忘れてたのにこの『メッセージ』でまた再会。
ここで彼の撮る映画はとても合うことに気づく。
当然『ブレードランナー2049 』は、彼の作品と認識して観ることができた。
このように、気に入った作品を調べていくと、同じ脚本家や同じ監督とかあると思う。それで、あなたが映画のどこに惹かれるのかが何となくでもわかるはず。
