笑いどころは前作より多くある。前作に引き続きルイスの早口とともに矢継ぎ早にシーンが切り替わるくだりもあり、スコットがジャネットになるシーンなど笑いどころに関してはかなり満足。
バトルシーンに関しては、少し残念なところがある。今回ワスプの活躍を増やすためか、アントマンのスーツの調子が悪くてサイズが勝手に変わって思うように戦えなかったり、そのためかワスプとうまいこと連携して戦うシーンがあんまりなかったこと。
それと敵のゴーストが、消えたり現れたりして戦うスタイルだが、そんな敵に攻撃を当てるために何か工夫をするといった相手を攻略するということがなく、ただ殴りあってその場を凌いでいるだけなので、イエロージャケットvsアントマンのようなワクワク感はなかった。
しかし、車や建物を小さくして状況を打開するというアイデアが豊富で、そのうえホープのデビュー戦は蟻サイズに加えてブラスターと羽根があるので、アントマンとは違う戦い方が見れたのでそこは良かった。
ストーリーはシビルウォーからインフィニティウォーまでのあいだスコットやピム博士が何をしていたのか、本編ストーリーのピム博士の妻を取り戻すための騒動、最後にはインフィニティウォーの例のあれもあってMCU要素を組み込んでいてなおかつ、本編のストーリーをうまくまとめてある。
量子世界に関してはまだまだ謎なのでそこらへんもアベンジャーズ4で明かされるのか、ストーリーの鍵となるのか気になるところ。
