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リメンバー・ミーの43のレビュー・感想・評価

リメンバー・ミー(2017年製作の映画)
4.7
もちろんジョンラセタープロデュース
のピクサー作品。
なめてたわけではないけど、
またこんなに泣かされるなんて。


久しぶりに娘(10才)と二人レイトショー。
来週は【ちはやふる】を観に行くんだとか、両思いのリュウくんと。「は?」
だから
「アナ雪も観たかったから、パパといってやるか」
「は?」
こう言う時「あ~そうほな行こか。」
しか言えないものですね。


ディズニーのルックの美しさは、
もはや言うまでもありませんが、
毎回感心させられるのは、
その目新しいデザイン。
よくもまぁこんなに次から次へと
驚かせてくれるものですね。

あらすじにもある通り、
〈夢〉を封印されている主人公ミゲル。
挫折・葛藤・苦難・を乗り越え、
周囲にも助けられ成長してゆく
本当に何万回も観てきたストーリー。

ただ今作の素晴らしさは、
〈死者の国〉
それこそがポイントだと思います。
ディズニーと〈死〉
一見真逆のイメージを
ピクサーは【トイストーリー】を始め、
様々な形で僕たちに伝えていました。

解釈は様々だったかも知れません。
タイトルは邦題とは言えメインテーマ曲
【リメンバー・ミー】
《私を忘れないで》
世界中にある共通するべき死への弔いは
まさにこれなんではないでしょうか。
何万回も観てきたストーリーも
これだけ、どストレートに表現されると
それは目新しさに映り目頭が熱くなります。

ミゲルが最後に歌う劇中での
リメンバー・ミーの意味。
エンドロールの最後に気の利いた
お洒落な〈おまけ〉。

ピクサーの今までの作品メッセージの集大成。は、言い過ぎか?
そしてさらなる次のステージへ!
泣かせます。

まぁこんなに熱く深読みさせられたのは、
【アナ雪】のショートフィルムのせいです(笑)
子供騙しと侮るなかれ。
【リメンバー・ミー】本編を観る前に
涙腺ゆるっゆるにさせられます(笑)ホント


私事で、
約20年前に43歳の若さで天国へ逝った父。
そろそろ僕は父の歳に近づきます。

「天国で会う時は遥かに俺の方が年上やな」
に対して娘。
「ジイジは写真でしか見たことないけど、パパにそっくりやから会いたかったな」
泣かせるぜ娘よ!リュウくん?
そいつもいつの日か家族に、、

《なるかッ》

まだ10才やもんね?(笑) だよね?
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