劇場鑑賞【10】
『トイ・ストーリー3』のリー・アンクリッチ監督作。
過去の出来事が原因で、家族ともども音楽を禁止されている少年ミゲル。
ある日、先祖が家族に会いにくるという死者の日に開催される音楽コンテストに出ることを決める。
伝説的ミュージシャンであるデラクルスの霊廟に飾られたギターを手にして出場するがそれを弾いた瞬間にミゲルは死者の国に迷い込んでしまう。
元の世界に戻れずに困っていると、ヘクターという謎めいたガイコツが現れ……。
ディズニー・ピクサーの最新作。
死んだ者と残された家族の絆を描いた作品。
相変わらず、ピクサーは映像が綺麗でそれだけで癒される。
死んだ者の魂が戻ってくるとされてる、メキシコのお祭り“死者の日”。
『007/スペクター』のオープニングで有名になった印象。
ミゲルが迷い混む死者の国の住人たちは皆ガイコツなんだけど、ちゃんと可愛くなってて子供でも安心して観れる。
本作で語られる“二度目の死”。
生きている者たちの記憶から完全に忘れ去られた時、人はもう一度死ぬ。
うーん、深いなぁ。
ある偉大な医者も同じことを言ってるのを思い出した。
自分の母方の祖母は僕が生まれる前に亡くなっているんですが、30年近く経ちだんだんと祖母の事を知っている人も少なくなっているんだろうなぁ。
母の実家に行けば必ずお線香をあげて手を合わせています。
会ったことはなくとも、しっかりと手を合わせるのが大事ですよね。
大好きだったおじいちゃんにも会いたくなった。
劇中でミゲルと冒険を共にするヘクターは今にも存在を忘れられそうになっていて、他のガイコツと比べ骨に艶(つや)が無いのに気付きましたか?
こーゆー細かなところもこだわっていて、ピクサーはすごい。
ミゲルのエクボのくだりが可愛かった!片方しかないのを気に入ってるのね.笑
死者の国で目立たないように、ガイコツメイクを自分の顔に施すんですがそっちの方が可愛いとゆう。
最後のシーンは思わず泣いてしまいました。。(涙)
映画観て泣くことはまず無いのですが(泣く寸前は多々ある)、このラストはやられた。
ジーンときて心がホワっとなった。。
邦題の『リメンバー・ミー』も素敵なタイトルですが、観終わったあと原題の『COCO』というタイトルを見てまたグッとくる。
大切な人をいつまでも忘れずにいようと思えるとても素敵な作品だった。