とても色彩豊かでキレイで神秘的な世界観。
少年の強い思いと家族のあり方。
そしてその代々続く家業と才能の伝承。
どちらが大切なのか貫くべきことなのか。
そして、なぜそこまでして音楽を禁じるのか。
呪いをかけられ迷い込んでしまった少年が死後の世界から帰るために奔走するわけだが、帰るための赦しを先祖から得る代わりに、、、。
ピクサーの真骨頂と言うか、とてもわかりやすくシンプルなのに、飽きさせない展開とキャラ1人1人の個性。
まぁ今回はどこかで使われたことがあるようなコンテンツと言うか展開というか設定もチラホラあるのだが、それはそれで安心感を持たせつつ、とにかく、心に響く少年の心、思い、音楽、そしてそこに本当に鮮やかな色彩が混ざり合い、何とも言えない他の作品にはないムードがある。
死者の世界という、一見おどろおどろしい世界観をこんな素晴らしいキレイな世界にしながら、しっかりと生と死の概念を付纏わせる。
さすがです。