最初は右傾ゴリゴリマッチョだったバートが30年の時を経て、若い世代を導く十戒のモーゼのような神々しさを携えて帰ってきたー!
……などと言う訳もなく、相変わらずのタフガイです。
今度の舞台はアフリカ。ポカポンタスのような美しい獣医の美女や頼りがいのある規格外の生きる銃器のような爺ちゃんやその他諸々巻き込んで、すったもんだの大乱闘です。
1作目は抜けるような青空の元、ウルトラQの特撮レベルなB級怪獣映画だったのに、人気があるもんだから潤沢な予算で製作されたのでしょう。
メジャー級の娯楽活劇となっています。
途中、檻に入ったバート爺が大地を転がされる老人虐待シーンもあったり、メリハリが効いてて飽きさせません。
サボテンジュースを使った蛇のマリネなんかを食べてる様子から、あの素敵な奥さんは去り独りな様子。
そんな気楽だけど、ちょっと寂しいバート爺さんにも終盤で大きな幸せが訪れます。
もうね、ジュラシックパークのパロディやら、プレデターっぽかったり、なんかよう分からないけどお楽しみの宝石箱やぁー( ´∀`)ハハハ
トレマーズ未経験者の方は1を観た後いきなりでも良いでしょう。
2は大ミミズ(グラボイズ)から変態したワンワンぉ(シュリーカー)、3はワンワンぉから変態したお尻ロケット(アスブラスター)の説明ビデオのような内容です。
4は、人間VSグラボイズの起源を訪ねる旅仕様です。
トレマーズ4 Blood Line……これを観ずして、映画ファンは語れないのではないかと個人的には思える傑作でした。