エノモト

戦場からのラブレターのエノモトのレビュー・感想・評価

戦場からのラブレター(2014年製作の映画)
3.8
従軍看護師として第一次世界大戦に参加した作家ヴェラ・ブリテンの自叙伝を元にした作品。

恋愛映画っぽいタイトルだけど、戦争の犠牲になったカップルのような単純な話ではなく、生き残った人、戦場で直接は戦わなかった人が愛する人を次々と戦地で失っていく苦しさを描いています。

戦場のシーンはほとんどなく、無事を祈り、運ばれてくる怪我人の手当をする看護師目線なので普通の戦争映画とはまた違った悲しさで、戦争の無意味さ、不条理を痛感させられる素晴らしい作品です。
エノモト

エノモト