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ぼくのエリ 200歳の少女のnagikoのレビュー・感想・評価

ぼくのエリ 200歳の少女(2008年製作の映画)
3.6
赤黒白の美しい世界で、静かに、でも時にゾクッとさせながら物語が進んでいく。永遠の命は、永遠の孤独を意味するのだろう。エリはきっと沢山の別れを経験しながら、生を選んで生きてきた。沢山の人間から生をもらって、沢山の心の傷を抱えて。そんなエリと、エリと出会って少し強くなったオスカーが今後どうやって生きていくのか、考えると苦しくて切なくなる。観終わって、ネットで調べて本当のエリの姿を知ったとき、物語は一段と苦しくて、深く感じます。
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