けぼん

ぼくのエリ 200歳の少女のけぼんのネタバレレビュー・内容・結末

ぼくのエリ 200歳の少女(2008年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

雪、肌、透けるように白い画面に時折、差し色が映える。マフラー、セーター、毛布、オスカーの唇。血。画面はシーンとしていて綺麗だった。繊細な映像なのにストーリーは少し大雑把な感じがした。知らなきゃ楽しめない部分もたくさんあった気がする。

吸血鬼は許可なく他人の家に入れない。だから、エリはオスカーの家の前で許可を求めていた。とか、
エリの着替えの場面(ボカシ入り)でオスカーがドキンとした場面。実は男性器を去勢した痕らしい。とか、

気になったのは、エリの食事の場面が美しくない。毎回あんなに巻き散らかしてたら、観てて服が気になって仕方ない。映画なんだからそこもう少しスマートにお願いします。

プールで助けられたオスカーがエリに気が付いた瞬間の笑顔はトロける笑顔だったな。惨殺現場との対比が…

忠実にエリの世話し、捕まるや否や暗黙の了解でエリに命を捧げたおじさんは未来のオスカーなのか。いや、出会い方が違うのかもしれない。
オスカーはエリの食事の世話もせず、対等な友達としてやって行くかもね。そっちがいい。
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