夜飯

にがくてあまいの夜飯のネタバレレビュー・内容・結末

にがくてあまい(2016年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

あたたかく背中を押される作品。

日常の中の小さな非日常を描いていて、ありそうであんまりない話。
冒頭主人公が仕事中心で私生活はボロボロ、嫌なことは全て考えないようにしていたところから、最後「最優先事項」がお弁当を食べることという自分のことを優先した考え方になっており人としてすごく成長を感じた。野菜嫌いもきちんと主人公の過去が理由でただのわがままでないことも良い。
主人公の成長の描写がしつこくなく、ほどよく「あぁ、よかったね」みたいなニッコリして終われる感じ?が良かった。

主人公はゲイと知りながらも結構グイグイアタックしてたけど、最後まできちんと振り続け、同居人としての距離感を保ち続けたのとても好感が持てる。同居を許した理由が「ご飯を美味しそうに食べるから」なのも良かったなぁ…
お父さんが楽しみにしてた振袖やクラフトビールとかエピソードがもうほっこり…
職場の同僚、バーの人や主人公のお母さんとか周りのキャラクター設定がわりと良かったかも。

川口春奈はよくやる役柄なので、安心して見れた。林遣都はおさラブでしか知らなかったけど、今作全く違う林遣都でこの林遣都も好きだ〜…。

まったり寝る前に見るぐらいが良い作品かも。恋愛映画ではないです。
夜飯

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