『固執』
みかんとバラの歌。
もろとも願望は崩れ落ちる。
最高の決めてのシーン。
家の家具を壊すシーン。
教訓だったのかもしれない。
マイホームがあっても、家具があっても。
肝心な家族がいないことが、どれだけ空虚に感じさせることか。
稔が駅で地獄の産声をあげたとき。
父親の固執すぎる主張を感じたとき。
都合のよいほうにしか物事や文脈を感じれないことが、私としては寂しさを感じた。
きっと彼らは寂しかった。
のではないだろうか。
寂しさの集合体。
でも、その寂しさを埋めるためにはどうしたらよいのだろうか。
地獄の産声を聞く前に、なんとかならない方法はあるのだろうか。
みんなエゴの線を感じた。
エゴってそんなに悪いものだろうか。