これはひどい…笑！笑撃のサイコ♀ドライバー映画。次々に発現する謎の後出し特殊能力、都合よく訪れるラッキースケベ展開の連発…（この映画の内容とは一切関係ありません）。
小学2年生が書いた、「ぼくのかんがえたさいきょうのげきとつ！」を忠実に映画化してみました。えっまさか『激突！』の正式なリメイクじゃないよね？タイトルロゴのフォントだけ真似て有名作品のシリーズと勘違いさせて売るホムセンワゴンセール映画の類だよね？
なにせ車に傷ひとつ付けられない予算的制約の中でこの題材、よくチャレンジしようとしたものだ。シーンのつながりは視聴者が脳内補完しなきゃいけないし、どんなにそうは見えなくても、スピードメーターが映ったらその速度であると思い込まなくてはいけません。注文の多い映画ではあるが、ツッコむなり呆れるなり、自分なりの楽しみ方を見つけられれば存在価値はゼロではない。
がしかし、なんだろうこの妙に秀逸なカメラワーク…。家庭科の調理実習にひとりだけ板前の息子が混ざっているような異質感。
