うめ

ロシアン・スナイパーのうめのレビュー・感想・評価

ロシアン・スナイパー(2015年製作の映画)
3.7
旧ソ連の伝説的女性スナイパー
リュドミラ・パブリチェンコ

戦場という撃って撃たれて
常に死が隣り合う場所で
築かれる脆く儚い関係
この温もりは今この瞬間にも失われる
友情


守る為に
捨てなければいけないという無情な現実
それを後のルーズベルト夫人との交流を絡めながら描かれる

軍人である父との関係
戦場を選んだ決意の源
そのあたりをもう少し見たかった気はします


そして
映画の戦場となるのはウクライナ
彼女もどうやら出身者のようです
共に苦しい時代を乗り越えた彼等が
今は互いを傷つけ血を流す
なんでこんな事になってしまったのか
悲しくてやりきれなくなります
うめ

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