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ニューヨーク、ジャクソンハイツへようこそのmiのレビュー・感想・評価

3.7
人種の坩堝。
いまこの作品に登場してる人たちはどれぐらいの人がコロナでやられてしまったのだろうか。
生活に窮し政治に不満をもつのは、なにも有事の際だけではない。
頑張って自分たちの居場所を、守ろう、もしくは守れた先にいまどんな地獄が待ち構えているのか。そんな風に見るとどのシーンもいたたまれなくなってしまった。老人が多いのも特徴的。
「政治家は選挙の時しか顔を見せない。我々のリーダーとなる政治家が必要なんだ」
集う場所さえ奪われてしまっては、人間は無力だと言わざるを得ない。
とはいえ、ワイズマンがゲイたちが踊り狂うクラブにいたのかと想像すると胸熱ではある。
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