彩はアパートで一回り以上離れた伊藤さんと同棲している。
そこへ彩のお父さんが転がり込んできて、一緒に住むと言い出す。
こうして奇妙な3人の生活が始まる。
設定だけ見ても有り得ないような特殊な状況だが、彩もその通りで迷惑でしかないお父さん。
ところが伊藤さんは受け入れたとばかりに何だかんだやっていく。
お父さんがなぜやってきたのかだったり、謎の段ボールの箱を持っていたり。
そして彩と伊藤さんはなぜ同棲しているかなどの、細かい理由をいちいち追及したりしない。
むしろお父さんのわがままだったり、だらっとしているように見える伊藤さんがズバッと言ったりなど、家族という関係を冷静に写しだしている。
一人家族でないリリー・フランキーがいつになく印象的なドラマだった。