tsu

ガタカのtsuのネタバレレビュー・内容・結末

ガタカ(1997年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます

後押しされてやっと観ました。


体組織等を執拗に提供してくれるジェロームがやばいキャラクターだ。本当に。
まだ自分達にはわからない感覚かもしれん。誰かに自分の存在を託す事を責任もってやれよ!って言えるとは。ちょっと病的と言うかまあそんなとこもあった気がす。
(君は良くやってると言うシーンは、本気も本気で言ってたやろなぁ)
正直ジェロームのキャラクターにすごく尊敬したし、自分もそういう人間になれたらええなと。

完璧な人間としてのジェロームが、あえて良くない方向へ進んでいこうとする様(我々から見たら悲しく見える結末など)が、ヴィンセントの宇宙へ旅立つ夢と同等の満足度と高揚感として描こうとしてる感じに震えた。
ジェロームは悲観的に終わりを迎えたわけではなくて、"彼にとっての完璧な"人間像として人生を全うしたということか。

個人的には個別の血液検査のときに、もうすぐ宇宙飛ぶの?障害者じゃないかみたいなこと言われて、羨ましいか!?!って威嚇するシーンが好き。

努力の可能性について。
我々が勇気をもらえるタイプの映画、それはヴィンセントからだけじゃなかったのもよかった。
てか、兄貴がもっと粘着質に足引っ張ってくるかと思ってヒヤヒヤした。

うちの母親が隣で「全ては食生活で決まるやろ!!」て騒いでた


追記
背景に映る崇高な建造物やオブジェクトがかなりオシャレ。建築好きも是非
tsu

tsu