近未来で遺伝子操作によって優れた子供が授かる世界になっています。ヴィンセントは自然妊娠で生まれますが、遺伝子上は夢である宇宙飛行士には認められません。脚が不自由になった適正者のジェロムの外見となり、宇宙飛行士を目指すが、という話です。
子供の死亡原因が分かったり、遺伝子調査で能力の調整ができます。どこかで自分も自然妊娠を望んでいる反面、良い遺伝子の子供ができてほしいと思ってしまいます。
本作はヴィンセントの正体がばれてしまうか、ヴィンセントともにハラハラしながら観ることができます。外見は真似できても尿や毛髪、血液などの検査を通ることができません。ただ、尿などの検査をする理由が観ていて分かりませんでした。
最後に多くの人に支えられていたことに気づきます。ただ、たしかにヴィンセントは遺伝子が優れていないながらも努力をしているのですが、他の人からサポートを受けるほどであることが伝わりませんでした
個人的には遺伝子で能力を決めるのは差別ではなく区別だと感じました。人種差別や民族差別は不当に劣っているとされていますが、遺伝子の場合はあくまでも確率で出してますからね。遺伝子をコントロールしている大人たちは楽しそうに見えます。
それはおそらく、自分はヴィンセントが色々偽ってまで宇宙飛行士になりたいという気持ちが分からなかったからだと思います。
ユマサーマンは全く笑わないので、美人なサイボーグという感じがよく出ていました。
