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ガタカのemuのネタバレレビュー・内容・結末

ガタカ(1997年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

可能性を信じることの出来る映画だなと思った。
人間が科学で解明したものが必ずしも正しいものではないし、それ自体や環境によってそれ以上にでもそれ以下にでも成り得ると思う。人間の解明できない自然の部分は絶対あるよね!
ジェロームはどんな気持ちだったのかな

追記2019/10/28
また鑑賞してみました。加えて考察も色々読んできました。登場人物達が気持ちを明言する訳じゃないから考察も多種多様ですね。
私は理屈とか矛盾とかあまり考えずに感情で解釈しちゃうので以下ガバガバ解釈です。
ヴィンセントは宇宙に行くこと自体が夢で、宇宙で功績を挙げようとかは特に思ってなかったのかなと思うので、映画の後はホントに無いというか。映画があそこで終わってるのはヴィンセントが宇宙から帰るつもりがなかったからかな〜とか。最後のセリフとかも地球に帰るつもりが無く聞こえるんよな…。心臓疾患があって心拍も偽造してる時点でずっと宇宙飛行士としてやっていくどころか今後何年も生きていけると思ってないと思うから。
対してジェロームは、帰ってきて良いようにって一生分のサンプルを用意したけど、それはヴィンセントが帰ってこないつもりでいることを知らないフリして送り出すためだったら良いなって。ジェロームが心配してないと思ったらヴィンセントが安心して宇宙っていう故郷に帰れるし、旅に出るって言うことで、ジェロームがあの家で待ち続ける訳じゃないことも伝わるから。
そして、これから宇宙に戻らない旅に出るヴィンセントと一緒にジェロームも戻らない旅にでて、"ジェローム"の夢の完成みたいな…(感傷的すぎ?)
死ぬことは悲しい事だと思うけど、体が弱かったり、プレッシャーから自殺未遂をしたり、ネガティブな死が近かった2人(もしくは1人)がたどり着いたのが諦めとか絶望の死であって欲しくないしね。
あと、最後の2人のシーンを交互に移されると場面が被って見えることもあって焼却炉が宇宙船にも見えてくるから、どっちも"ジェローム"である2人は奇跡が起こらず勝てなかった銀メダルと奇跡で弟に勝てた記憶を持って同じ道を行く運命なのかなとか(感傷的〜)

まあ長くなっちゃったけど色々考察があるから受け取ってどう感じたかが大切よね、多分笑 また見たら変わるかもしれないし
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