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ガタカのuuukyeeのレビュー・感想・評価

ガタカ(1997年製作の映画)
4.7
周りからの評価を聞くだけ聞いて、絶対におもしろいだろうな〜と思って観るのを温めていた作品。やはりどストライクでした。

映画の中の近未来、というか、現実の今も今までもこれからも、色んな運命に合わせて色んな選択をして、私たちは生きてます。
同映画ガタカは、私たちが一つの運命の前で一つの選択をする時に、力強い決断をするべく、背中を押してくれるような作品でした。

完全と不完全を対比する描写も好きで、どっちが良い悪いではないことを前提とした上で、今ままでも自分の中にあった不完全が故の美徳みたいな、人らしさとか人の本質を表す「できないから、できるようになる。ためにやる」であったり、「バカがカッコつけるな」であったりが、映画の中でアンチソーシャルとして鋭く、そして、光ってるように感じました。

これから先も、また色々な選択が沢山あるけれど、その決断が力強く、険しい道へ一歩踏み出せるものであるように、そんな時はこの作品を見返して、背中を押してもらいます。

"When you clean the glass, Vincent, don’t clean it too well."
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