オンライン試写会にて鑑賞。
いい意味で物足りなさを感じる、あっという間の2時間でした。
柳楽裕也さん・大泉洋さんの演技に痺れ、古き良き昭和の世界観を堪能し、下町独特の人情味溢れる演出・脚本に、喜怒哀楽を刺激されました。
日本人気質満点の私は、個人的に上映中多くを語りすぎないNetflix作品がこれまでも非常に好きで、今回の浅草キッドに関しても、会話と会話の「間」の良さが随所に散見され、エンターテイメントとして1番大切な、「鑑賞後、誰かと話したくなる」作品に仕上がっていたと感じています。
また、劇団ひとりさんが監督されたとのことで、作品愛が映画にも溢れています。
もっと言うと、撮影に携わったすべての人が、この作品を愛しているんだろうなと感じ、受け取り手である私たちにも画面越しにその想いが伝わってくる、大変素晴らしい作品だったと思います。
深見師匠との居酒屋のシーンは、特にグッときました。邦画復活の狼煙になってほしい。
