緑がすきです

ゴジラvsコングの緑がすきですのネタバレレビュー・内容・結末

ゴジラvsコング(2021年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

ストーリー性が薄い
「怪獣映画なんだからストーリーはそこそこでいい」とかそういうレベルじゃなく薄い
トンチンカンなストーリーってだけなら突っ込みつつ楽しく見れるけどイライラしてしまうほど薄い
そこらへんに撒き散らした設定にまったく触れずに最後まで映画は進んでいくから見終わった後にやってくるのは余韻とかじゃなく消化不良のモヤモヤ
特に小栗旬演じる芹沢の息子なんだけどせっかく前作までの主要キャラの息子設定だってのにこんなにもスルーされると思ってなかった
終始劇中で触れないならその設定いらんわ

アクションについてはゴジラ作品だと思わなければ素晴らしいのかもしれない
特撮好きの個人的感覚だけど俊敏に動くゴジラにどうしても拒否反応が出てしまう
動きも骨格というか造形に矛盾がないように滑らかに動くから怪獣っていうより生物感が強い
ゴジラの神々しさが感じられなかった
笑えるほどにタフで戦闘激強なのは当たり前だけど荒ぶる神様であり天災であり人災であるってのがゴジラじゃないのか
サプライズのあれもコレジャナイ感満載
面倒臭い懐古厨ですみません

映像はすごく綺麗
サイバーチックでネオン輝く香港の街並も美しかった

演出やキャスト陣の演技など所々良さ(悪役の小物感、ドタバタ3人組のパート、耳が聞こえない登場人物が物語を動かすシーンは音が極限まで抑えられて振動を表現する重低音メインになる等)がキラリと光るもんだからなおのことモヤモヤする

ミリボビの無駄遣いだなぁ