ブッ、ブハハッ！ワッハッハッハ！なんだこの脚本は⁈いくら子供フレンドリーに作ったからっていって、ギャグ漫画にもほどがある！コロコロコミック、懐かしいね！
今何が起こっているのかは分かる。でも、どうしてそうなるのかが分からない！とにかく分からないんだ！物語には分かりやすく陰謀論マンが出てくる。しかしそのトンデモない陰謀論を物語がさらにヤバめに上回る！上回っちゃダメだろ！
オープンキャンパスやってんのかな？というぐらいの激甘セキュリティーに物理法則ガン無視の高速移動！そんなに近かったっけ？という感じのコングとゴジラの星空のディスタンスeyes to eyes! 終始目が死んでいるアレクサンダー・スカルスガルドに日本からは白眼の小栗旬だ！夢の大集合だ⁈
前作の『キング・オブ・モンスターズ』は登場人物たちの意志がみんな歪み過ぎて狂っていたけど、今作は人間たちが1分後の事を考えないまま当てずっぽで行動している感じがヤバい！普通ならみんな死んでるぞ♡
それでもゴジラとコングの組み合いは大迫力で素晴らしい！オープニングのカッコよくておバカなトーナメント表から空母上でのファーストバウト！そして何故かラウンド制っぽい香港での取っ組み合いが今まで見た事の無いようながっぷり四つで大興奮だった！コングがなんでいきなり大きくなったのかが分からなかったし、ゴジラの上半身の動きがちょっと人間ぽ過ぎる気もするけど、巨大生物がお互いの全勢力をかけて死闘を繰り広げていく感じには胸が熱くなった！ありがとうコング、ありがとうゴジラ！ありがとうおバカな人間たちよ！
斧も出てくるし、このサイケな感じはニコラス・ケイジのいない『マンディ』だ！そしてそこここに感じる『エヴァ』モチーフも必見！そうこれは能書きも謎もぶっ飛ばした、巨大怪獣バトルのための『エヴァ』なんだ！ありがとう、全ての怪獣クレイジーピーポーたち！ありがとう白眼！
とにかく2時間に纏めるために人間ドラマや物理法則や科学をガン無視した怪作！怪獣たちが動き回る空間を一緒に味わおうぜ！あとは笑えばいいと思うよ！！
