ハリウッド版ゴジラを中心としたモンスターバースシリーズ4作目。本作でゴジラとキングコングがついに初対決。
コロナの影響で公開が数回延期されていたこの作品。やっと劇場公開に辿り着きました。これまでのモンスターバース3作は、どれも怪獣映画として充実の完成度だったので本作も当然楽しみにしていました。
その期待通り怪獣バトルは前作より更に上回るような規模。殴る、蹴る、投げ飛ばす、引きずり回す、踏み潰すの怪獣プロレスを思う存分堪能できます。これは昔の着ぐるみゴジラ映画じゃ実現できないレベルでしょう。
それに伴って街もぶち壊されまくり、軍艦の上でのアクション、ついには地球内部の地下空洞世界まで飛び出し、今までの怪獣映画では無かったスケール。これを楽しむのは映画館じゃないと勿体ないですね。
元々想定してましたが突っ込みどころはオンパレード。メカゴジラを開発して地球の主権を取ろうとした悪徳企業エイペックスのセキュリティーの緩さはそこらの一般企業より遥かに劣るレベル。どれだけ素人に余裕で入り込まれてるんだよと。笑
ゴジラとコングにあれだけ蹂躙されても全然機能する軍艦に、逃げるの遅すぎな香港の人々。中枢コンピューターに酒ぶっかけただけで機能不全になるメカゴジラにはひっくり返りそうになりました。笑
物語的には相当な雑さがありますが、それを補うほどの怪獣同士の戦いは間違いなく見応えがあります。多分また作られるであろう次回作はどうなるのか。今からまた楽しみにしたいと思います。
