ジェイティー

ゴジラvsコングのジェイティーのネタバレレビュー・内容・結末

ゴジラvsコング(2021年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

怪獣大パニックな事となった前作により地球は人類にとって過酷な土地となりつつあった。
ある日、陰謀論者の「バーニー」は大手企業エイペックス社の陰謀を探っていたが突如ゴジラの強襲により潜入した工場を破壊され命からがら生還、そこでがれきの中から謎の装置を発見する。
別のところでは元モナークの地質学者の「ネイサン」がエイペックス社のCEOウォルターからの依頼でかつて調査し断念した地下空洞世界への再調査を行うことになる、簡単にたどり着けない場所であるため、古巣のモナークの協力の下、モナークの隔離施設に収容しているコングと心を通じ合わせる少女を介しコングに地下空洞世界への道のりを先導させようとする。
一方、エイペックス社のただならぬ動向を探るべく前作のヒロイン「マディソン」は「バーニー」とともにゴジラが破壊したエイペック社の工場跡地に潜入し思いがけないモノに遭遇するお話。

延期を繰り返しようやく公開した本作。
路線としては前作以上にお話は雑になりましたがその分怪獣バトルに比重を置いているように思います。
逆に言えば実に往年の東宝怪獣映画のようで個人的にはかなり楽しめました。

闘いはそれぞれの長所を存分に披露しておりゴジラは熱線と噛みつき、しっぽと踏みつけ、コングは蹴り、頭突きを含む五体すべてと先祖の武器を使い大迫力なシーン満載でした。
そしてすでにネタバレしているメカゴジラの登場によりバトルは最高潮になります。
今回のメカゴジラもかなり強く、パシフィックリムのような動きでゴジラとコングを追い詰めていました。
この辺は初代メカゴジラVSゴジラ、キングシーサーみたいで良かったです。倒し方も初代リスペクトなんですがプレデター味も感じられて非常にグッドでした。

お話についてはまあなんと雑な事か、しかしこのテイストで実人生、現実と照らし合わせる評論はバカとしか言いようがないので夏休みですから楽しんだもの勝ちだと思います。
是非ご鑑賞ください。