もしかしたらコングがゴジラに初めに右ストレートをくらわせたところがピークだったかもしれません。
あれは最高に上がりましたね。
普通に楽しめましたが、これは劇場で観ないとしょうがないような作品だったので今更TV画面で鑑賞して何か言ってもしょうがないのは前提で、消化不良でしたね。
まさか、おっさん（コング）のモーニングルーティンから始まるとは思わなかったので面白かったですが、まあなんというか“人間！”感が凄いのでどうしてもコング側に感情移入してしまう作りですよね。
ゴジラよりは。
その点で、VSと謳いながらも、実質コングが主人公の作品なのは間違いないので、ちょっとその辺から「おや？」という感じはありました。
案の定、心配は的中してて、
前作の『GODZILLAキングオブモンスターズ』を存分に楽しんだ自分からすれば、今回出てきたゴジラがあの前作のゴジラと同じ生き物だとは思えなかったですね。
巨大な、トカゲ…笑
対決のきっかけを作るという設定をプログラミングされた巨大なトカゲがシュルシュルと動いているように見えて残念でした。
※ネタバレ
メカゴジラとか大好きだし、ライバル同士の一時休戦からの共闘なんて熱い展開も大好物で、最高のエンタメ映画になるはずなのになぜかいまいち盛り上がり切れずに終わりました。
材料は揃っていたのに、なにかもったいなかったですね。
まるで格闘技の特番のようなオープニングからも分るように、今作はVSということで、タイトルマッチなので物語はあって無いようなものです。
それはいいんですが、ちょっとあまりにも物語設定をの風呂敷を大雑把に広げすぎてないかと思って今後のユニバースに影響出ないかと心配になりました。
あと、小栗旬はまさか白目を剥くためにハリウッドに行ったのかとか、地球の距離感とか、色々言い出したらキリがないですが、前作のマイケル・ドハティ監督に比べて今作のアダム・ウィンガードのゴジラ愛が少なかったということに尽きるのかもしれません。
