つるみん

ジャック・リーチャー NEVER GO BACKのつるみんのレビュー・感想・評価

3.3
個人的に前作〝アウトロー〟には及ばず。というのも前作と雰囲気が違い過ぎる点。続編というよりは全く別の作品として観た方が良いかもしれませんね。

今回、一匹狼のジャックリーチャーがターナー少佐という女性と謎の女の子と3人で行動することになるんですね。しかもアウトローという命名があるのにも関わらず、プライバシーな部分を取り入れてしまう展開になり、さすがにそれは問題ありでしょう。極端に言えばキャラクター像の矛盾による崩壊。主人公がこの状態じゃあ壊滅的ですよね〜。まずそこはガッカリでした。

その点を完全に無視して評価すればターナー少佐役のコビー・スマルダーズは良い役していました。〝アベンジャーズ〟の準レギュラーであるエージェント・ヒルを演じている彼女にとってアクションシーンはお手の物。さらにあの美貌ですから惹き寄せられるぅ〜。実際トムより彼女の方が活躍してた感ありますよ?笑

さて今回は敵兵が結構いるんですけどガッカリだったのはロバート・ネッパーの使い方ですよ!!彼が出演している事を知らずに観た僕は彼の顔面が映し出された時、飛び跳ねそうになるくらい嬉しかったのに………。敵のボス的な位置にいるにも関わらず出番がほぼない。ロバート・ネッパーの演技の怖さを全面的に出すシーンすらない。もう本当に勿体無い。

まぁキャストはこの辺にしておいて…。

何が1番ガッカリだったかって言ったら前述した通り雰囲気が全く違うものになってしまったこと。
前作での決して派手ではない演出の中で70年代を彷彿させるジャックリーチャー像に惚れ、静かに熱い闘いをするファイトシーンやあのハードボイルドさが良かったのに今回は完全にウケ狙い。とりあえず大きな爆発見せておけば良い、とりあえず銃ぶっ放しとけば良い、などなど、もうそんな時代は終わっているし、唯一許されるのはマイケル・ベイだけだろ!!!と僕は言いたいですね(笑)

まあトム見れたし、いっか。
って事で3.3。
つるみん

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