ハリス56号

キングスマン:ゴールデン・サークルのハリス56号のレビュー・感想・評価

4.2
マシュー・ボーン監督のスタイリッシュでオシャレなのにオゲヒンでバイオレンスな感じが本当に好きだと再認識した。

内容は、逆恨みとかあって”ゴールデンサークル”と言う麻薬組織に”キングスマン”が壊滅させられて、”ステイツマン”と言うキングスマンの従兄弟のようなアメリカの独立組織に助けられて組織をやっつける。と言うお話。

初っ端から楽しいカーアクションからウンコまみれ。
アメリカに渡ってからは、イギリスとアメリカの文化ギャップギャグがちょいちょい挟まれてくるので面白い。ステイツマンのコードネームも一々おふざけ感があって最高。

ハリーが助かった方法もこの映画なら無茶苦茶ではなく感じる。復帰後は後遺症から、大事なとこで視界に蝶々がヒラヒラ舞ってお荷物に、笑ってしまう。

アメリカ大統領のサイコ感、マーリンのカントリーロード、ジュリアン・ムーアのハンバーガー、どれをとっても面白い。だけど何と言ってもエルトンジョン!大事なとこにもしっかり絡んでくるし、もう最高!本人の事とか歌はあまり知らないんだけど、振り切れた感は感じた。
ただ、前作の「サミュエル・L・ジャクソン&ガゼル」コンビに対しての「ジュリアン・ムーア&手が機械の落ちこぼれ」コンビはレベルダウン感が半端なかったかな。

お得意の1カット長回し多角度撮影アクションも相変わらず楽しくて最高だけど、多すぎて少し食傷気味になっちゃった。最後は酔いそうにもなったし…

個人的には前作のほうが好き。
ただ最高に楽しい。

続編もあるんだろうけど、またマシュー・ボーン監督だとチト飽きるだろうな… かと言って他の監督だと世界感空気感が微妙に変わってしまうし…
難しいトコだわ(¯―¯٥)

て言うか、これ映画館で見なくてどうするの?
ハリス56号

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