蛇々舞

キングスマン:ゴールデン・サークルの蛇々舞のレビュー・感想・評価

2.5
個人的には、最近の中ではガッカリな部類。

楽しめたよ?
ステイツマン本部の遊び心とか、各キャラクターのコミカルさとか……。

しかし脚本が良くない。
アクションとテンポ、後はクスッと出来るシーンと、それを演じる俳優の魅力に助けられまくり。

一作目からのキャラクターを雑に使い捨てた割には、鳴り物入りで迎え入れたステイツマンのメンバーを、まるで扱いきれていない。
ハル・ベリーとか何あれ、別にいなくたって良くね?
どうも、裏切り者が誰かってミスリードのために頭数だけ揃えました感が凄い。
出演した俳優が可哀想なレベルだ。

ストーリーは、たぶん医療用大麻とか、カナダの大麻合法化とか、そこら辺の出来事を意識してると思われる。
それはそれでいいんだけど、要するに

「大麻が悪いのか? 大麻やってても良い奴は居るし、大麻やってなくても糞野郎は糞野郎だよ」

ってなことでしかなくて、「はぁそうですか」と頷くしかない。
理解できるよ、出来るけど、だから何よ?
問題について考える切っ掛けでも与えたかったのか知らんが、テーマにまで煮詰められていない。
せっかくジュリアン・ムーアも怪演してんのにさぁ……。

これが、あのキングスマンの続編?

ハァ~(クソデカため息)

これで90分くらいならまだ許せるが、二時間半だからな……。

エンドロール後も何も無く……非常にガッカリいたしましたとさ……。
蛇々舞

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