このレビューはネタバレを含みます
絶望ってのがなんなのか明示されないのが一番の絶望。オレは何に向かって走ればいいんだよ。ただ、考えるに、絶望は走ってこない。走って走って着いた先が絶望ってなだけ。自分で進んだくせにこんなはずじゃなかったって絶望して、ヨタヨタと絶望の上を縫うように進んでいってしまう。つまるところ何処にでもある絶望に絶望する。
オレたちは光が眩しすぎるあまり目を瞑っちゃって、自分から閉じてしまっているのかな。友達だからこそ話せないってのはちょっとわかる。
監督が何歳の時に撮ったのかしらないけど、青臭い映画でちょっとめんどくさいところが多かったです。