まの

君はひとりじゃないのまののレビュー・感想・評価

君はひとりじゃない(2015年製作の映画)
2.2
母親を失った娘と、妻を失った男には喪失感しか残らず、その気持ちをどうする事も出来ずに悶々と暮らしながら、どうしたらこの闇から抜け出せるのかを描いた作品。

拒食症の娘と、死体を見ても心を痛めることもない父親の接点はないが、唯一セラピストだけが彼らを結びつけている様だけど、そのセラピストも霊と話せるとかでなんだか怪しさがずっとつきまとう感じです。

救いはラストのオルガの表情かな。拒食症を乗り越え、父との葛藤を乗り越えたオルガの表情はとても素敵でした。この表情の為のみの作品だったかな。
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