原題 "Body", 2015年,アメリカ。
私は死者と交信はできないが、この映画の中に出てきた「死者は自分が死んだとわかるまで1年近くかかることもある。それまで普通に電車に乗ったり会社に行ったりしている。だから今ここにいるみなさんが全員生きている人なのかどうかもわかりません」という台詞(集会中のものだった)にはとても共感した。そうだと思うよ、実際。死んだ人も、ペットの動物だって、しばらくはそこらを漂っている気配があるもの。きっと時間をかけて自分が死んだことを理解して、どこか次の場所に行くのだと思う。
それはさておき、面白い映画だった。セラピストのアンナが霊媒師のようなのだけど、ちょっと嘘くさくていいし、亡くなった人がそこらにいる気配の演出がすごくいい。気配を感じたら、話しかければ何かの方法で答えが返ってくるかもしれないよね。
